目標、生活習慣というものに囚われすぎて病気になってしまったお話。
『目標に向けた良い生活習慣が人を作り人生を充実させる。』という言葉をストイックに受け止めた生活をし、病気になってしまった。
安静生活を強いられ、好きなことすら何もできない。
目標なんて、好きなことをワクワクしながらという程度の物にとどめておけばよい
今以上に人生を充実しようなどと欲を欠いた結果、自業自得というものであろう。
不思議なもので、一見無駄と思える非生産的な何もしない生活こそ、逆に私の人生を豊かにした。
時間があるから、省略すべき動作へ手をかける喜びを知った。
自分の本当の好きなことややりたいこと、自分の性格を知ることができた。
何より余裕があることで生きるのが楽になった。
今まで自分は何をそんなに急いでいたのか。何を追いかけていたのか。
なぜ自分を苦しめていたのか。目に見えない悪霊に乗り移られていたかのように感じる。
病気になることで自分の生き方を見直すことができた。
『目標』『自分磨き』『良い習慣』という言葉はしばし封印しよう。
人間だもの、ロボットのように生きられるわけないじゃない。
何事もほどほどに。